倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【刀】 越前守助広

越前守助広 画像

越前守助広・刃

越前守助広・鍛え肌

越前守助広・物打ち

越前守助広・刃2

越前守助広・差表

越前守助広・表銘

越前守助広・差裏

越前守助広・裏銘

種別
摂津
時代 江戸時代初期
法量 2尺3寸6分
特別保存刀剣
藤代名刀図鑑所載
金無垢二重はばき
白鞘
岐阜県登録:昭和40年11月19日交付
銘文 越前守助広
説明 越前守助広は、寛永十四年摂州打出村(現芦屋市)に生まれ、初代助広の門に学び、明暦元年に二代助広を継ぎました。同三年越前守を受領し、寛文七年には大坂城代青山因幡守宗俊に抱えられて鍛刀していましたが、天和二年に四十六歳の若さで没しています。その作風は初期には石堂風の丁子乱れ、次いで互の目乱れを焼き、更に濤瀾乱れという独特の刃文を創始するに至り、一世を風靡しました。そして、この新作風は当時の大坂刀工のみならず新々刀期の諸工にまで大きな影響を与えています。
 この刀は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚くつき、細かな地景入る。刃文は大互の目乱れが濤瀾風となり、足よく入り、細かな砂流しかかり、匂深く小沸よくつき、地刃共に明るく冴える。

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