【脇差】 主金信国 応永二十年三月日
種別 | 脇差 |
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国 | 山城 |
時代 | 室町時代初期 |
法量 | 1尺2寸1分5厘 |
附 | 特別保存刀剣 銀着せ一重はばき 白鞘 新潟県登録:昭和36年9月15日交付 |
銘文 | 主金信国 応永二十年三月日 |
説明 | 信国派は京鍛冶の名門で、南北朝時代から室町時代にかけて大いに繁栄しました。特に応永期に入ってからの一派の中では左衛門尉信国と式部丞信国の両工が代 表格であり、共に応永年紀を切るところから応永信国と呼ばれて秀抜な技術を示しています。信国各代の作風は、京物の伝統を示した直刃と貞宗風を受け継いだ 湾れ刃の二様が主ですが、南北朝後期の信国から応永信国にかけては、上記の他に互の目主調の乱れ刃の作域を見せています。 この脇差は、銘振りから左衛門尉信国である事が明らかであり、鍛えは板目に杢交じり、地沸よくつき、細かな地景入る。刃文は湾れを基調とした互の目乱れに小丁子風の刃など交じり、小足・葉入り、細かな砂流し頻りに入るなど、本工の典型的作風を示した作品です。 |
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