【刀】 和泉守藤原兼重
種別 | 刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺3寸3分 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 東京都登録:昭和26年3月23日交付 |
銘文 | 和泉守藤原兼重 |
説明 | 和泉守兼重は本国越前で、寛永初年頃江戸に移り、藤堂和泉守高虎に仕えたと伝えられています。和泉守の受領の時期は明らかではありませんが、寛永三年八月紀の脇差には「和泉大掾藤原兼重」と銘がある事から、大掾及び守の受領はこの前後であろうと思われます。また、寛永十七年紀の刀、同じく慶安年紀の刀などが現存する事から、その活躍年代は明白です。その作風は、直刃に浅い湾れを交えた刃文を基調に互の目を交え、小沸がよくつき、匂口明るく冴えるなど、虎徹に迫る出来映えを示したものも見受けられます。 この刀は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつく。刃文は浅い湾れを基調とした互の目乱れに足太く長く入り、匂深く小沸よくつき、匂口明るく冴えるなど、地刃共に本工の典型的作風を示した優品です。 |
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