【脇差】 近江大掾藤原忠広
種別 | 脇差 |
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国 | 肥前 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺6寸5分 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 群馬県登録:昭和57年9月16日交付 |
銘文 | 近江大掾藤原忠広 |
説明 | 近江大掾忠広は初代忠吉の子で、寛永九年に父が没した時は未だ十九歳の青年でしたが、同九年から作刀が見られます。これは元来刀匠としての天分と技量を持ち合わせていた事はもちろんですが、初代忠吉の弟子達の協力によって彼を助けたことも大きな力となっています。寛永十八年七月に近江大掾を受領し、元禄六年八十一歳で没するまでの間、作刀歴は六十有余年におよび、肥前刀工中で最も多くの作品を残しています。 この脇差は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸よくつく。刃文は焼幅高い互の目丁子刃、匂深く小沸よくつき、足長く入り、地刃共に明るく冴えるなど、本工の特色と高度な技量を見事に示した作品です。 |
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