倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【刀】 延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之

延寿国秀 画像

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・鍛え肌

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・鍛え肌2

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・刃

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・鍛え肌3

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・差表

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・表銘

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・差裏

延寿国秀 文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之・裏銘

種別
肥後
時代 江戸時代後期
法量 2尺3寸3分強
特別保存刀剣
銀着せ一重はばき
白鞘
東京都登録:平成18年11月21日交付
銘文 延寿国秀
文化四年卯月日 於豊岡蟠竜園為太神武秀造之
説明 延寿国秀は、古刀期から連綿と続いている名門延寿派の刀工で、初期には薩摩の伯耆守正幸に学び、後に江戸に出て水心子正秀の門人となりました。現存する作品は、寛政から文政頃にかけてのものがあり、晩年には銘を国日出と切ったものも見受けられます。作風は備前伝の丁子乱れを得意としていますが、小沸出来の直刃にも非凡な才能を見せています。
 この刀は、身幅広く鋒が大きく延びた豪壮な体配を呈しており、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵につき、細かな地景入る。刃文は直刃調に湾れ交じり、足よく入り、刃縁よく沸づき、砂流し頻りにかかるなど、地刃共に優れた出来映えを示した作品です。

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