倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【脇差】 肥前国陸奥守忠吉

陸奥守忠吉 画像

肥前国陸奥守忠吉・物打ち

肥前国陸奥守忠吉・鍛え肌

肥前国陸奥守忠吉・彫1

肥前国陸奥守忠吉・彫2

肥前国陸奥守忠吉・差表

肥前国陸奥守忠吉・茎

肥前国陸奥守忠吉・差裏

肥前国陸奥守忠吉・銘

種別 脇差
肥前
時代 江戸時代初期
法量 1尺7寸2分
特別保存刀剣
金着せ一重はばき
白鞘
愛知県登録:昭和26年5月7日交付
銘文 肥前国陸奥守忠吉
説明 陸奥守忠吉は近江大掾忠広の子で、忠吉三代目を継いでいます。万治三年に陸奥大掾を受領、翌寛文元年には陸奥守に転じ、貞享三年、父二代忠広に先立つこと七年、五十歳で没しています。本工の作品が比較的に少ないのは、作刀期間が短かった事と併せて、父の代作に任じていたためであろうと思われ、その作風は父よりもむしろ祖父の初代忠吉に近く、直刃を最も得意としていますが、他に丁子乱れも上手であり、その非凡な才能を遺憾無く発揮しています。
 この脇差は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、米糠肌状の肌合いを呈し、地景細かによく入る。刃文は中直刃に浅く湾れ交じり、小足入り、匂深く、小沸よくつき、地刃共に明るく冴えた作品です。

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