【脇差】 肥前国陸奥守忠吉
種別 | 脇差 |
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国 | 肥前 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺7寸2分 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 愛知県登録:昭和26年5月7日交付 |
銘文 | 肥前国陸奥守忠吉 |
説明 | 陸奥守忠吉は近江大掾忠広の子で、忠吉三代目を継いでいます。万治三年に陸奥大掾を受領、翌寛文元年には陸奥守に転じ、貞享三年、父二代忠広に先立つこと七年、五十歳で没しています。本工の作品が比較的に少ないのは、作刀期間が短かった事と併せて、父の代作に任じていたためであろうと思われ、その作風は父よりもむしろ祖父の初代忠吉に近く、直刃を最も得意としていますが、他に丁子乱れも上手であり、その非凡な才能を遺憾無く発揮しています。 この脇差は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、米糠肌状の肌合いを呈し、地景細かによく入る。刃文は中直刃に浅く湾れ交じり、小足入り、匂深く、小沸よくつき、地刃共に明るく冴えた作品です。 |
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