【脇差】 奥大和守平朝臣元平 七十六歳造之 薩摩国住 文政二年卯二月
種別 | 脇差 |
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国 | 薩摩 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 1尺5寸1分 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 東京都登録:昭和46年4月15日交付 |
銘文 | 奥大和守平朝臣元平 七十六歳造之 薩摩国住 文政二年卯二月 |
説明 | 元平は、延享元年に奥元直の子として生まれ、天明五年に薩摩藩工となりました。彼は同国の伯耆守正幸と並んで薩摩新々刀の第一人者であり、寛政元年に大和守を受領しています。作刀は明和年間より見られ、初め「薩陽士元平」「薩摩臣奥元平」などと銘していましたが、寛政元年受領後は「奥大和守平朝臣元平」と銘するものが多い。作品は互の目乱れに小湾れ・尖り刃などを交えて、匂深く、よく沸づき、金筋・砂流しかかるなど、相州伝の作柄を最も得意としています。 この脇差は、小板目肌よく詰んだ精美な鍛えに地沸つき、細かな地景入る。刃文は互の目乱れに小湾れ・尖りごころの刃など交じり、足長く入り、匂深く沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るく冴えるなど、本工の典型的作風を示した作品です。 |
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