【薙刀】 粟田口一竿子忠綱 宝永四年二月吉日
種別 | 薙刀 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代中期 |
法量 | 1尺6寸7分 |
附 | 重要刀剣 木はばき 黒漆塗青貝微塵雲龍文柄薙刀拵【保存刀装】 白鞘 兵庫県登録:平成14年10月7日交付 |
銘文 | 粟田口一竿子忠綱 宝永四年二月吉日 |
説明 | 粟田口近江守忠綱は初代近江守忠綱の子で、後に二代目を継ぎ、一竿子と号しました。その作風は、初期においては初代同様に焼頭のよく揃った足の長い丁子乱れが多く、後には沸、匂深い互の目乱れや津田助広風の濤瀾乱れ、穏やかな直刃などを焼いています。また、新刀屈指の刀身彫刻の名手としても名高い名工です。 この薙刀は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は互の目乱れに丁子風の刃・小湾れなど交じり、濤瀾風となり、足よく入り、匂深く沸よくつき、総体に砂流しかかり、細かな金筋入るなど、本工の特色を示しています。また、匂口が明るく冴えた点も注目され、加えて体配が健体であることも好ましい。同作中で薙刀の作例は希有であり、本工の薙刀の作域を知る上に於いて資料的に貴重な作品です。 |
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