倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【刀】 肥前国住近江大掾藤原忠広

近江大掾忠広 画像

肥前国住近江大掾藤原忠広・物打ち

肥前国住近江大掾藤原忠広・刃

肥前国住近江大掾藤原忠広・鍛え肌

肥前国住近江大掾藤原忠広・差表

肥前国住近江大掾藤原忠広・銘

肥前国住近江大掾藤原忠広・差裏

種別
肥前
時代 江戸時代初期
法量 2尺4寸1分5厘
特別保存刀剣
金着せ二重はばき
白鞘
石川県登録:平成6年6月21日交付
銘文 肥前国住近江大掾藤原忠広
説明 近江大掾忠広は初代忠吉の子で、寛永九年に父が没した時は未だ十九歳の青年でしたが、同九年から作刀が見られます。これは元来刀匠としての天分と技量を持 ち合わせていた事はもちろんですが、初代忠吉の弟子達の協力によって彼を助けたことも大きな力となっています。寛永十八年七月に近江大掾を受領し、元禄六 年八十一歳で没するまでの間、作刀歴は六十有余年に及び、肥前刀工中で最も多くの作品を残しています。
 この刀は、小板目肌よく詰んだ鍛えに、地沸微塵に厚くつき、いわゆる小糠肌となる。刃文は中直刃、僅かに湾れごころをおび、小足入り、匂深く小沸よくつき、匂口明るく冴えるなど、直刃を最も得意した本工の特色と見所を存分に示した作品です。

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