【薙刀直し脇差】 無銘 青江
種別 | 薙刀直し脇差 |
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国 | 備中 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 1尺6寸 |
附 |
重要刀剣 金着せ二重はばき 黒呂色塗鞘脇差拵 白鞘 大阪府登録:昭和44年3月18日交付 |
銘文 | 無銘 青江 |
説明 | 備中国は古来より良質な鉄の産地として知られ、青江派の刀工は同国の子位や万寿の地で作刀し、同派の中で平安時代後期から鎌倉時代中期までのものを古青江、それ以降南北朝期にかけてのものを青江と汎称しています。 薙刀は、現存する作例で時代が遡ると思われるものは、ほぼ鎌倉時代中期頃であり、それ以降、各時代に薙刀を経眼しますが、これらの一部が後世、刀や脇差に仕立て直されています。青江派においても鎌倉時代後期以降に作品が見られ、在銘のものでは次吉・次直が知られています。 本作は、潤いある小板目鍛えに杢交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入り、部分的に地班調の肌合いを交え、乱れ映り立ち、刃寄り太い筋状の映りが立って段映り風となる。刃文は中直刃基調に互の目ごころ交じり、足・逆足・葉入り、匂勝ちに小沸つき、匂口明るく冴えるなど、南北朝時代の青江派の特色を示しています。加えて肉置きが豊かである事も好ましく、地刃共に健全で出来の優れた優品です。 |
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