【脇差】 越前守助広 以地鉄研作之
種別 | 脇差 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺5寸7分強 |
附 |
重要刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 宮崎県登録:平成12年11月27日交付 |
銘文 | 越前守助広 以地鉄研作之 |
説明 | 津田越前守助広は、寛永十四年摂州打出村(現芦屋市)に生まれ、初代そぼろ助広の門に学び、明暦元年、師の没後、二代助広を継ぎました。明暦三年越前守を受領し、寛文七年には大坂城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年四十六歳で没しています。その作風は、初期には石堂風の丁子乱れ、次いで互の目乱れを焼き、更に濤瀾乱れという独特の刃文を創始するに至り、一世を風靡しました。そして、この新作風は当時の大坂刀工のみならず新々刀期の諸工にまで大きな影響を与えています。 この脇差は、小板目肌よく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は大互の目乱れに小湾れ・互の目・角がかる刃等交じり、濤瀾風となり、足太くよく入り、匂深く、沸厚くつき、金筋・砂流しかかり、処々玉状の飛焼を交え、地刃共に明るく冴えるなど、本工の特色と高度な技量が存分に示された名品です。 |
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