【脇差】 津田越前守助広 延宝三年二月日
種別 | 脇差 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺7寸1分5厘 |
附 |
保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 群馬県登録:昭和28年7月3日交付 |
銘文 | 津田越前守助広 延宝三年二月日 |
説明 | 津田越前守助広は、寛文十四年摂州打出村に生まれ、初代そぼろ助広の門に学び、明暦元年師没後、二代助広を継ぎました。明暦三年越前守を受領し、寛文七年には大坂城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年四十六歳で没しています。その作風は初期には石堂風の丁子乱れを焼き、次いで互の目乱れ、更に濤瀾刃という独特の刃文を創始するに至り、一世を風靡しました。そして、この新作風は当時の大坂刀工のみならず新々刀期の諸工にまで大きな影響を与えています。 この脇差は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつき、刃文は大互の目乱れが濤瀾風となり、足入り、匂深く小沸よくつき、匂口明るく冴えるなど、本工の高度な技量を存分に発揮した優品です。 |
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