【脇差】 備州長船祐定(与三左衛門尉) 永正十四年八月日
種別 | 脇差 |
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国 | 備前 |
時代 | 室町時代後期 |
法量 | 1尺8寸9分5厘 |
附 | 特別保存刀剣 上貝素銅下貝金鍍金二重はばき 茶石目地塗鞘肥後拵 白鞘 長崎県登録:昭和45年11月17日交付 |
銘文 | 備州長船祐定(与三左衛門尉) 永正十四年八月日 |
説明 | 末備前と呼称される室町時代後期の長船鍛冶の中で、最も繁栄したのが祐定を冠する刀工達であり、銘鑑によれば、銘に俗名を冠しているものを二十数工と数多 く挙げています。永正期における祐定は与三左衛門尉をはじめとして、彦兵衛尉・源兵衛尉などの名工が知られています。与三左衛門尉祐定の作域は広く、腰の 開いた互の目丁子刃・直刃・皆焼など多彩であり、いずれにもその高い技術を示しています。 この脇差は俗名を冠していませんが、銘の書体及び作風から与三左衛門尉の作と鑑せられるもので、鍛えは板目に杢交じり、地沸よくつき、細かな地景入る。刃文は中直刃、匂口締まりごころに小沸つき、小足・細かな金筋入るなど、本工の特色と見所をよく示した作品です。 |
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