【脇差】 備前国長船兼光 文和三年十二月日
種別 | 脇差 |
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国 | 備前 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 1尺1寸5分強 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 黒呂色刻塗鞘脇差拵 白鞘 東京都登録:平成24年6月19日交付 |
銘文 | 備前国長船兼光 文和三年十二月日 |
説明 | 備前長船派の嫡流である兼光は、景光の子と伝え、その作刀に見る年紀は鎌倉時代後期の元亨から南北朝時代中期の応安に及び、この間五十年の長きに亘るために、同銘二代の存在が考えられますが、その区分をいつにするかについては定説がありません。その作風の変遷を見ると、南北朝時代初期の康永頃までは太刀・短刀共に姿が尋常で、片落互の目や直刃調のものを焼いていますが、貞和・観応頃から姿がやや大振りとなり、それまでになかった湾れ主調の刃文を多く焼いています。 この脇差は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸細かにつき、乱れ映り鮮明に立つ。刃文は小湾れ調に互の目・小丁子交じり、小足入り、匂口締まりごころに小沸つくなど、この時代の兼光の典型的作風を示した作品です。 |
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