倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【脇差】 備前国長船兼光 文和三年十二月日

兼光 画像

兼光 拵 画像

備前国長船兼光 文和三年十二月日・物打ち

備前国長船兼光 文和三年十二月日・刃

備前国長船兼光 文和三年十二月日・鍛え肌

備前国長船兼光 文和三年十二月日・はばき元

備前国長船兼光 文和三年十二月日・差表

備前国長船兼光 文和三年十二月日・銘

備前国長船兼光 文和三年十二月日・拵表

備前国長船兼光 文和三年十二月日・差裏

備前国長船兼光 文和三年十二月日・拵

備前国長船兼光 文和三年十二月日・拵裏

種別 脇差
備前
時代 南北朝時代
法量 1尺1寸5分強
特別保存刀剣
金着せ一重はばき
黒呂色刻塗鞘脇差拵
白鞘
東京都登録:平成24年6月19日交付
銘文 備前国長船兼光
文和三年十二月日
説明 備前長船派の嫡流である兼光は、景光の子と伝え、その作刀に見る年紀は鎌倉時代後期の元亨から南北朝時代中期の応安に及び、この間五十年の長きに亘るために、同銘二代の存在が考えられますが、その区分をいつにするかについては定説がありません。その作風の変遷を見ると、南北朝時代初期の康永頃までは太刀・短刀共に姿が尋常で、片落互の目や直刃調のものを焼いていますが、貞和・観応頃から姿がやや大振りとなり、それまでになかった湾れ主調の刃文を多く焼いています。
 この脇差は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸細かにつき、乱れ映り鮮明に立つ。刃文は小湾れ調に互の目・小丁子交じり、小足入り、匂口締まりごころに小沸つくなど、この時代の兼光の典型的作風を示した作品です。

オンラインショップ「刀の蔵」へ →

※上のボタンをクリックして、IDとパスワードの入力を求められる場合は、既に当館の所蔵していないお刀となります。展示一覧を随時更新し、なるべくそういったお刀が表示されないようにしておりますが、外部検索サイトなどの検索結果から当ページへ来られた方にはご迷惑をおかけいたします。ご了承くださいませ。