【刀】 出羽大掾藤原国路
種別 | 刀 |
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国 | 山城 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺2寸4分弱 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 東京都登録:昭和26年4月30日交付 |
銘文 | 出羽大掾藤原国路 |
説明 | 出羽大掾国路は堀川国広の門人で、慶長十八年から同二十年の間に出羽大掾を受領したものと思われます。同作には湾れ込んで先の尖った三品風の帽子が多いことや、銘字に於いて、その初期には一時期「国道」と道の字を用いていたこと、また晩年には「来」を冠しているものがあることなどから、三品派となんらかの関係があったものと推測されます。彼は国広門下中随一の器用な刀工で、国広よりも作域が広く、焼刃も出入りの激しいものが多く、沸、匂の変化に富んだ作風を示しています。 この刀は板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、刃文は浅い湾れ調に互の目・小丁子ごころの刃交じり、小足入り、匂深く小沸よくつき、砂流しかかるなど、本工の典型的作風を見事に示した作品です。 |
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