【太刀】 備後国住(正廣)
種別 | 太刀 |
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国 | 備後 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 2尺3寸6分 |
附 | 重要美術品 【新刀古刀大鑑・刀剣銘大集所載】 金着せ一重太刀はばき 白鞘 香川県登録:昭和26年3月23日交付 |
銘文 | 備後国住(正廣) |
説明 | 三原派は備後国三原の地に繁栄した一派であり、その中でも鎌倉時代後期より南北朝期にかけてのものを古三原と総称しています。正家・正廣はその代表工であり、一派の流れは室町時代後期にまで及んでいます。同国には東寺など大和中央の社寺の荘園が多く、大和との交流があったものとみられ、三原派の作風には大和気質が窺われる直刃出来のものが多いものです。 この太刀は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸細かに厚くつき、来派に見るような沸状の映りを呈しています。刃文は中直刃に小乱れごころ交じり、小足よく入り、匂口締まりごころに小沸つくなど、備中青江派を陵駕した古三原屈指の名作です。 |
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