【刀】 泰龍斎宗寛造之 慶應元年三月日
種別 | 刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 2尺5寸4分5厘 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 北海道登録:昭和40年8月5日交付 |
銘文 | 泰龍斎宗寛造之 慶應元年三月日 |
説明 | 泰龍斎宗寛は固山宗次の門人で、文政初年に奥州白河城下に生まれました。彼の作刀は、天保の末年頃から始まりますが、その後の作品に、阿武隈川宗寛と銘するものがあり、生まれ故郷の阿武隈川を姓として用いています。彼が泰龍斎と称したのは安政元年頃からで、江戸での住まいは深川箱崎町であり、嘉永初年頃から下総国古河藩の抱え工となり、大いに活躍しています。 この刀は、身幅広く、重ね厚く、長寸で堂々とした体配をを呈しており、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚くつき、刃文は華やかな逆がかった匂出来の互の目丁子刃に逆足長くよく入り、地刃共に明るく冴えるなど、同作中屈指の出来栄えを示した名品です。 |
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