【脇差】 尾崎源五右衛門助隆 寛政三年二月日
種別 | 脇差 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 1尺7寸1分 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 三重県登録:昭和42年1月26日交付 |
銘文 | 尾崎源五右衛門助隆 寛政三年二月日 |
説明 | 尾崎助隆は大坂新々刀を代表する刀工で、作風は小板目肌がよく詰んだ鍛えに、助広風の濤瀾刃を得意とし、匂深く小沸よくつき、匂口が明るく冴えたものです。また、新々刀期の初期においては、全国的に助広写しの濤瀾刃が流行しましたが、これは当時の鑑定家であった鎌田魚妙が助広を新刀第一等の名工と賞賛したことから、多くの刀工達がその作風に倣ったものと思われ、水心子正秀一門などは、やがて備前伝・相州伝などの古刀名作の復古に努力するようになってゆくが、助隆だけは終始、一貫して助広写しに徹しています。 本作は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸細かにつき、刃文は本工の最も得意とした濤瀾風の大互の目乱れ、匂深く小沸つき、足よく入り、地刃共に明るく冴えた本工快心の一振りです。 |
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