【短刀】 備州長船信元 応安七年六月日
種別 | 短刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 9寸9分強 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 黒呂色葵紋金蒔絵鞘短刀拵 白鞘 東京都登録:昭和26年3月31日交付 |
銘文 | 備州長船信元 応安七年六月日 |
説明 | 長船信元について「古今鍛冶備考」は「備州長船信元と打、応安頃」としており、銘鑑では貞治・至徳の年紀を挙げていますが、極めて作品の少ない刀工です。 この短刀は板目鍛えに流れ柾を交え、地班現れ、地沸よくつき、地景入る。刃文は細直刃、匂口締まり、匂主調に小沸つき、金筋僅かにかかる。本作の出来を見るに、地鉄は板目鍛えに地班を交え、刃文は匂口の締まった直刃を焼くなど、備前大宮派の一作風を示しており、また逆鏨に切る銘字の手癖にも共通したものがあります。これにより、信元を南北朝時代中期に活躍した大宮派の刀工と考えることができ、従来その系統を明確にされていなかった信元の作風を知る上で貴重な作品です。 |
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