【刀】 肥前国住近江大掾藤原忠広
種別 | 刀 |
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国 | 肥前 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺3寸7分弱 |
附 | 保存刀剣 金着せ一重はばき 濃茶石目地変り塗鞘打刀拵 白鞘 北海道登録:昭和26年9月26日交付 |
銘文 | 肥前国住近江大掾藤原忠広 |
説明 | 近江大掾忠広は初代忠吉の子で、寛永九年に父が没した時は未だ十九歳の青年でしたが、同九年から作刀が見られます。これは元来刀匠としての天分と技量を持ち合わせていた事はもちろんですが、初代忠吉の弟子達の協力によって彼を助けたことも大きな力となっています。寛永十八年七月に近江大掾を受領し、元禄六年八十一歳で没するまで、作刀歴は六十有余年におよび、肥前刀工中で最も多くの作品を残しています。作風は大別して、直刃と丁子乱れの両様があり、いずれも上手です。 この刀は、小板目肌よく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚くつき、刃文は中直刃に小足入り、匂深く小沸よくつき、地刃共に明るく冴えるなど、二代忠広の傑出した出来栄えを示した優品です。 |
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