【短刀】 備州長船住景□(景光) 元亨二年□月日
種別 | 短刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 鎌倉時代後期 |
法量 | 7寸5分弱 |
附 | 重要刀剣 金着せ一重はばき 波図銀一作金具合口短刀拵 白鞘 東京都登録:昭和26年5月30日交付 |
銘文 | 備州長船住景□(景光) 元亨二年□月日 |
説明 | 景光は長光の子で、片落ち互の目の刃文を完成したことで名高い名工です。彼の製作年紀は、鎌倉時代後期の嘉元から南北朝時代初期の建武までの三十余年に亘っており、作風は長光ほどに華やかなものは少なく、直刃仕立てに互の目を交えて逆がかるものや、片落ち互の目を主調に焼いたものなど、概して長光よりも穏やかな出来口ですが、鍛えの良さに於いては、父を凌ぐほどのものが見られます。また長光には少ない短刀が多く現存していることも特色です。 この短刀は、やや細身で内反りのついた上品な姿を示し、鍛えは小板目肌がよく詰み、地沸が微塵に厚くつき、地景細かに入り、棟寄りに乱れ映り、刃寄りに棒映り立つ。刃文は片落ち互の目を主調に連れて乱れ、匂勝ちに小沸がつき、匂口明るく冴えるなど、景光の短刀に見る典型的な作風が示された地刃共に健全な優品です。 |
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