【刀】 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱) 元禄十三年八月日
種別 | 刀 |
---|---|
国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺3寸6分強 |
附 | 重要刀剣 金無垢二重はばき 白鞘 福岡県登録:昭和36年3月15日交付 |
銘文 | 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱) 元禄十三年八月日 |
説明 | 粟田口近江守忠綱は初代近江守忠綱の子で、後に二代目を継ぎ、一竿子と号しました。彼の作風は、その初期においては初代同様に焼頭のよく揃った足の長い丁子乱れが多く後には互の目乱れや濤瀾風の乱れ、さらには穏やかな直刃なども焼いています。また彫物を得意としており、新刀屈指の刀身彫刻の名手と称えられています。 この刀は、地鉄は小板目つみ地沸微塵に厚くつき、刃文は元を直ぐに焼き出し、その上は濤瀾乱れに丁子を交え、足長く入り匂深く沸厚くつき、金筋・砂流しかかるなど、地刃に一竿子忠綱の典型的作風を現しています。地沸厚くつき地景を頻りに交えた強い鍛えがよく刃文も匂口明るく闊達に乱れ地刃の保存も頗るよい本工の最高傑作品です。 |
※上のボタンをクリックして、IDとパスワードの入力を求められる場合は、既に当館の所蔵していないお刀となります。展示一覧を随時更新し、なるべくそういったお刀が表示されないようにしておりますが、外部検索サイトなどの検索結果から当ページへ来られた方にはご迷惑をおかけいたします。ご了承くださいませ。