【刀】 清綱(二王)
種別 | 刀 |
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国 | 周防 |
時代 | 室町時代初期(応永) |
法量 | 2尺3寸6分5厘 |
附 | 特別保存刀剣 【紀州徳川家伝来】 【刀影摘録神津伯押形・日本刀の近代的研究】所載 葵紋金無垢二重はばき 白鞘 兵庫県登録:昭和38年10月17日交付 |
銘文 | 清綱 |
説明 | 周防国二王派は、保延頃の清真、または清平を祖として始まると伝えていますが、確実な遺作を見ず、今日では清綱を事実上の祖としています。清綱の現存する作例では「文永二年三月 清綱」と書き下し銘のある太刀が厳島神社に存在し、次いで建武二年紀の「防州玖珂庄清綱」銘の短刀が知られ、以後同銘は室町時代まで連綿と続いています。周防国には東大寺などの寺領が多く存在し、二王派の作風に大和色が強いのは、大和本国との交流によるものと考えられています。 この刀は小板目鍛えに地沸細かにつき、刃文は直刃調に小互の目・小乱れ交じり、刃縁細かに沸え、匂深く小足入り、地刃共に二王派の典型的作風を示した優品です。なお、生茎在銘である事も清綱研究の上で貴重な資料と言えるものです。 |
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