【太刀】 昭和十三年正月 月山貞勝謹作(花押) 為今川市蔵氏重代守護
種別 | 太刀 |
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国 | 奈良県 |
時代 | 大正~昭和 |
法量 | 2尺3寸5分5厘 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ二重はばき 白鞘(人間国宝 月山貞一先生御鞘書) 兵庫県登録:昭和28年6月12日交付 |
銘文 | 昭和十三年正月 月山貞勝謹作(花押) 為今川市蔵氏重代守護 |
説明 | 月山貞勝は初代貞一の子で、奈良県吉野に鍛錬所を設け、貞一晩年には父に代わって代作を行なっていました。作風は備前伝の丁子乱れを得意とし、相州伝が之に次いでおり、また刀身彫刻にも非凡な才能を示しています。後に師である父貞一没後は大阪月山家を継いで三男の二代貞一、高橋貞次などの人間国宝を育成しています。大正十年頃から、天皇陛下の御太刀、宮家・宮内庁の御下命を賜り、陸・海軍将官の御下賜(恩賜の刀・短刀)作刀に尽力された名工であります。 この太刀は月山貞一先生の御鞘書にあるように相州正宗の作風を再現したもので、身幅広く重ねの厚い堂々とした体配に、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸よくつく。刃文は変化のある互の目乱れに足よく入り、細かな砂流しかかり、刃縁に銀の小粒を蒔いたような精美な小沸よくつくなど、本工の高度な技量を見事に示した作品です。 |
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