【短刀】 無銘 来国俊
種別 | 短刀 |
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国 | 山城 |
時代 | 鎌倉時代後期 |
法量 | 9寸強 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 黒呂色塗鞘短刀拵 白鞘 東京都登録:平成7年4月11日交付 |
銘文 | 無銘 来国俊 |
説明 | 来国行の子と伝える国俊については、二字国俊と来国俊が同人か否か、未だに確たる定説はありません。両者の製作年紀を見ると弘安元年から元亨元年に及び、 この間約四十年、一人の刀工の作刀期間と考えても決して無理ではありません。しかしながら両者の作風にはかなりの相違が見られ、豪壮な体配に賑やかな丁子 乱れを得意とする二字国俊に対し、来国俊は尋常もしくは細身の体配に、上品な直刃調の刃文を見せるものが多い。 この短刀は小板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、沸映り立つ。刃文は中直刃に小足入り、匂深く小沸厚くつき、細かに砂流し・金筋かかり、小丸に深く返る帽子 を見せるなど、総体に来国俊の特色を示して出来がよく、姿は比工としてはやや大柄に属するもので、茎が振袖風で先がやや張りごころとなる態は、元応年紀の 同工の作に非常に近似した名品です。 |
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