倉敷刀剣美術館

種別	刀
国	山城
時代	鎌倉時代後期
法量	２尺３寸１分
附	重要刀剣 金無垢二重はばき 白鞘 東京都登録：昭和２８年６月１８日交付
銘文	無銘（伝）了戒
説明	了戒は来派の刀工で、一説に来国俊の子と伝えられていますが、現存するものに見る年紀に正応・永仁・嘉元があって来国俊とほぼ同年代である事から、二字国俊と来国俊を別人とした場合は、むしろ二字国俊の子ではないかと推測されるものです。 　了戒の一般的作風は、板目が流れて柾がかった肌が現れ、刃文は直刃調にほつれごころが交じり、一見大和物にも近いものですが、小板目肌がよく詰んだ鍛えに、直刃が小沸づき冴えて、来国光などに共通した作風などもあります。 　この刀は板目鍛えに刃寄り柾がかり、地沸よくつき映り立つ。刃文は直刃調に小沸よくつき、刃縁頻りにほつれ、物打辺より上はやや焼幅を増し、帽子は直ぐに小丸に返るなど、地刃共に本工の特色と見所をよく示した作品です。

オンラインショップ「刀の蔵」へ →

※上のボタンをクリックして、IDとパスワードの入力を求められる場合は、既に当館の所蔵していないお刀となります。展示一覧を随時更新し、なるべくそういったお刀が表示されないようにしておりますが、外部検索サイトなどの検索結果から当ページへ来られた方にはご迷惑をおかけいたします。ご了承くださいませ。