【おそらく造り短刀】 美濃介直胤(花押)七十三翁 嘉永四年八月(助川刻印)
種別 | おそらく造り短刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 1尺 |
附 | 特別保存刀剣 上貝銀着せ下貝赤銅二重はばき 茶呂色塗鞘短刀拵 白鞘 和歌山県登録:昭和34年7月24日交付 |
銘文 | 美濃介直胤(花押)七十三翁 嘉永四年八月(助川刻印) |
説明 | 大慶直胤は安永七年に出羽国山形に生まれ、寛政十年頃江戸に出て同郷の先輩である水心子正秀の門人となりました。さらに正秀の世話で館林藩主秋元家に正秀 と共に仕え、文政四年頃に筑前大掾、嘉永元年には美濃守を受領した新々刀期屈指の名工です。彼は各地を巡って鍛刀しており、作刀に鍛刀地の地名を刻印する ものが多く、判明しているものだけで十六ヶ所を数えています。 この短刀は、茎の刻印が示すように常陸国助川城に駐鎚した際に制作されたもので、小板目肌がよく詰んだ鍛えに細かな地沸つき、刃文は沸出来の互の目乱れに足・葉よく入り、細かな金筋・砂流し頻りに入るなど変化に富み、本工の特色と高度な技量を存分に発揮した名品です。 |
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