倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【刀】 中備産青江藤原氏春作之 慶應元年八月日

青江氏春 画像

中備産青江藤原氏春作之 慶應元年八月日・刃文

中備産青江藤原氏春作之 慶應元年八月日・差表

中備産青江藤原氏春作之 慶應元年八月日・茎

中備産青江藤原氏春作之 慶應元年八月日・差裏

中備産青江藤原氏春作之 慶應元年八月日・裏銘

種別
備中
時代 江戸時代後期
法量 2尺5寸8分
保存刀剣
金着せ二重はばき
白鞘
大阪府登録:平成14年5月24日交付
銘文 中備産青江藤原氏春作之
慶應元年八月日
説明 氏春は備中青江派の末流の刀工で、慶應の末頃に青江の地より備前岡山に移住し、明治初期にかけて活躍した刀工です。作風は覇気溢れる大互の目や湾れ互の目に小沸がつき、砂流しの交じった相州伝を示した作品が多く、また同時代の彫刻を得意とした名工逸見義隆と親交深く、彼同様に刀身彫刻を得意としています。
 この刀は小板目肌よく詰んだ鍛えに細かな地沸つき、刃文は互の目乱れに尖り互の目、蛙子調の刃などが複雑に交じり、飛焼き・棟焼き頻りにかかり、皆焼風の作風を示しており、体配と併せて豪壮華麗な作風を見事に示した一振りです。

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