【刀】 無銘 来国長
種別 | 刀 |
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国 | 摂津 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 2尺2寸8分強 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 大阪府登録:平成10年7月14日交付 |
銘文 | 無銘 来国長 |
説明 | 来国長は来国俊の門で、後に摂津の中島に移住して作刀したことから、中島来と呼称されています。銘鑑に拠れば同銘二代があり、初代を元徳、二代を正平・応安頃と記している。有銘作の現存は僅少で、来派の伝統を継承した作風を見せており、一見来国光を想わせるものがあります。 この刀は幅広・大鋒の延文・貞治頃の典型的な豪壮味のある姿を呈しており、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸厚くつく。刃文は広直刃調に小丁子・小互の目交じり、足・葉入り、匂深く小沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るく冴えるなど、同工極めの中でも特に優れた出来栄えを示しています。 この刀は、身幅広く先反りのついた豪壮な体配で、小板目鍛えに地沸細かにつき、刃文は中直刃に小乱れ交じり、小足・葉入り、匂口締りごころに小沸つくなど、本工の特色を顕著に示した優品です。 |
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