【短刀】 播磨守輝広作
種別 | 寸延短刀 |
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国 | 安芸 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺1寸1分 |
附 | 黒呂色鞘鶴丸紋金具一作合口拵 本阿弥日洲先生御鞘書 |
銘文 | 播磨守輝広作 |
説明 | 二代輝廣は尾張国蟹江刑部の子で、名を甚八、初銘を兼久、初代肥後守輝廣の門人で(のち娘婿)当時清洲二十万石の領主であった福島正則が慶長五年(1600)芸州廣島五十万石の城主として転封した際、初代輝廣とともに廣島に移住、二代目を継ぎ、福島正則の斡旋で播磨守を受領し、初め福島家、のち新藩主浅野家に仕えた名工である。作品は慶長十五年から寛永二十年までのものが残されており、慶長十五年の脇差にはすでに播磨守と銘しているので、慶長十五年、或いはそれ以前に播磨守を受領した事は明らかである。 本作はよく練れた小板目鍛えに精良な地沸つき、刃文は湾れ乱れに小沸つき、地刃共に明るく、同作中でも一際優れた出来栄えを示した寛永頃の輝広の優品である。 |
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