【刀】 越後守包貞 八幡大菩薩[坂倉言之進照包]



種別 | 刀 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺3寸8分 |
銘文 | 越後守包貞 八幡大菩薩 |
説明 | 二代越後守包貞は、初代越後守包貞門人で、寛文九年(1669)頃にその跡目を継ぎ、初め越後守包貞を名乗っていたが、初代包貞の子岩松が成人すると、越後守包貞の名を岩松に譲り、自らは坂倉言之進照包と改銘した。即ち初代包貞が死去した際、本来ならば初代の子岩松が二代を継ぐべきであったが、まだ幼少のため、その成人までの間は照包が二代越後守包貞を名乗って鍛刀したのである。 包貞から照包に改銘した時期は(表 坂倉言之進照包・越後守包貞隠居 裏 延宝八年二月吉日)と銘した作が現存する事から、延宝八年頃であろうと思われる。 本作は、小板目肌よく詰んだ精良な鍛えに地沸つき、刃文は沸、匂深い変化のある互の目乱れに足入り、細かな砂流しかかり、地刃ともに明るく冴えた作品で、大坂新刀を代表する名匠としての実力を存分に発揮した一振りである。 |
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