【刀】 井上和泉守国貞(井上真改)
種別 | 刀 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺3寸4分 |
附 | 新刀大鑑所載 |
銘文 | 井上和泉守国貞(井上真改) (菊紋)寛文五年八月日 |
説明 | 井上真改は、初代和泉守国貞の次男として寛永七年(1630)に生まれ、初銘は父と同じ国貞と銘し、承応元年(1652)に和泉守を受領、そして、万治四年には朝廷より十六葉の菊花紋を茎に切ることを許され、初め和泉守国貞、寛文元年より井上和泉守国貞と銘し、寛文十二年以降、井上真改と改めた。 本工は世に大坂正宗と俗称されているほど、父に優る名工で、精良な地鉄、沸・匂深く明るく冴えた刃文は、新刀屈指の名人と称される所以と云えよう。 本作は、小板目よく詰んだ鍛えに地沸よくつき、刃文は浅く小湾れ調に小互の目交じり、掃掛、小足入り、地刃ともに明るく冴えた本工の典型作で、同作中の優品である。 |
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