【刀】 丹後守藤原広幸
種別 | 刀 |
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国 | 山城 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺4寸8分 |
附 | 腰刻青貝微塵塗鞘肥後拵 |
銘文 | 丹後守藤原広幸 |
説明 | 丹後守広幸は堀川国広の門人で清水の姓を名乗り、初期には弘幸と銘して慶長末年に丹後守を受領し、後に名を広幸と改めた。作品は刀よりも脇差、短刀が比較的多く現存する。また同工の作で年紀のあるものは非常に少なく、慶長十三(1608)年の弘幸銘に限られており、同年八月日の脇差と短刀が各一口、更に同年九月日の短刀一口以外は未見である。そして鑢目は国安を除いては堀川一門が筋違であるのに対し、本工のみが切鑢となり、堀川一門中にあっては異色な存在である。 本作はよく詰んだ小板目鍛えに地沸つき、刃文は沸、匂深い互の目乱れに足・葉入り、細かな砂流しかかり、地刃共に明るく冴え、本工の高度な技量を存分に示した優品である。 |
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