日本刀剣鑑定書

【刀】
備州長船祐定作

千葉県 第042551号

刃長 反り
74.9cm 2.3cm
元幅 先幅 元重
3.22cm 2.10cm 0.82cm

刃文 状態 鍛え 姿 総評
10 9 8 8 9 8
時代 室町時代後期
備前
系統 備前長船派
帽子 小丸
造り 本造り
鍛え肌 板目
刃文 直刃
概要
室町時代後期の備前長船刀工を総称して末備前とよんでいる。この中で最も繁栄したのが祐定の一派であり、銘鑑によれば、俗名を冠しているものが永正の与左衛門尉祐定を筆頭として二十数工が挙げられているが、俗名のない作品にも多くの名品を残している。
所見
板目鍛えに杢交じり、地沸細かにつく。刃文は広直刃に足・葉よく入る。本作は俗名を冠していないが、作風などから判断すれば、源兵衛尉祐定の作と鑑せられるものである。