【刀】 無銘(伝)兼長
種別 | 刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 2尺4寸 |
附 | 重要刀剣(第61回重要刀剣指定品) 三葉葵紋太刀はばき 白鞘 北海道登録:平成24年6月22日交付 |
銘文 | 無銘(伝)兼長 |
説明 | 兼長は長船長義の門人で、現存する在銘作は極めて少ないものですが、同作中に重要美術品認定の貞治五年紀の脇差があり、皆焼風の作柄を示しています。この他に重要刀剣指定の至徳四年、及び特別重要刀剣指定の嘉慶二年紀の各短刀があり、この二振りは前者以上に沸が強く、地刃の働きも豊富で長義の作風に近似しているが、それ以上に相州伝が強調された出来口を示している点が注目されます。 本作は板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、地景頻りに入り、淡く乱れ映り立つ。刃文は互の目主調に大互の目・丁子など多種の刃を交えて複雑に乱れ、足・葉頻りに入り、沸よくつき、飛焼・砂流しかかるなど、刃中の働きと変化に富んだ一振りです。 |
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