【脇差】 薩陽臣奥平元武 文化元年子春
種別 | 脇差 |
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国 | 薩摩 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 1尺5寸8分弱 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 大阪府登録:平成22年12月14日交付 |
銘文 | 薩陽臣奥平元武 文化元年子春 |
説明 | 元武は大和守元平の弟で、元平と共に島津家に抱えられていますが、殆んど兄元平の代作を務めていたものと思われ、現存する作品は極めて少ないものですが、安永から文化七年頃までの作品を残しています。作風は元平に近似して、板目に地景がからんで地沸のついた地鉄に沸・匂深い互の目乱れなどを焼いており、兄元平・弟元安との合作なども稀に見受けられます。 この脇差は、小板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、細かな地景入る。刃文は変化のある華やかな互の目乱れに小湾れ交じり、足・葉入り、匂深く、よく沸づき、砂流し頻りにかかり、細かな金筋入り、地刃共に明るく冴えるなど、同作中屈指の出来映えを示した名品です。 |
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