倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【脇差】 薩陽臣奥平元武 文化元年子春

奥元武 画像

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・刃

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・物打ち

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・鍛え肌

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・はばき元

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・差表

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・茎

薩陽臣奥平元武 文化元年子春・差裏

種別 脇差
薩摩
時代 江戸時代後期
法量 1尺5寸8分弱
特別保存刀剣
金着せ一重はばき
白鞘
大阪府登録:平成22年12月14日交付
銘文 薩陽臣奥平元武 
文化元年子春
説明 元武は大和守元平の弟で、元平と共に島津家に抱えられていますが、殆んど兄元平の代作を務めていたものと思われ、現存する作品は極めて少ないものですが、安永から文化七年頃までの作品を残しています。作風は元平に近似して、板目に地景がからんで地沸のついた地鉄に沸・匂深い互の目乱れなどを焼いており、兄元平・弟元安との合作なども稀に見受けられます。
 この脇差は、小板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、細かな地景入る。刃文は変化のある華やかな互の目乱れに小湾れ交じり、足・葉入り、匂深く、よく沸づき、砂流し頻りにかかり、細かな金筋入り、地刃共に明るく冴えるなど、同作中屈指の出来映えを示した名品です。

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