【短刀】 綱家作(相州)
種別 | 短刀 |
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国 | 相模 |
時代 | 室町時代後期 |
法量 | 8寸2分5厘 |
附 | 保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 東京都登録:昭和36年8月31日交付 |
銘文 | 綱家作(相州) |
説明 | 綱家は島田派の出身で、初代綱広門、あるいは綱広兄とも伝えられ、康国・康春・総宗などと同じく駿州島田から相州小田原へ移住した刀工で、小田原北条家の 抱え工となり、享禄から天文にかけての作品を残しています。その中には、北条氏綱が天文七年に鎌倉の鶴岡八幡宮に奉納した二尺九寸五分の大太刀が、当時の 太刀拵と共に現在も同八幡宮に遺されています。 この短刀は、新藤五国光に倣ったと思われるもので、小板目肌が微塵に詰んだ精美な鍛えに地沸細かにつき、刃文は細直刃に小足入り、匂口締まりごころに小沸つき、地刃共に明るく冴えた作品です。 本作は、鍛え・刃文・彫物・体配、すべてにおいて新藤五国光の名作を彷彿させるもので、本工の高度な技量と感性を見事に示した優品です。 |
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