【刀】 無銘 雲生
種別 | 刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 鎌倉時代中期 |
法量 | 2尺2寸8分弱 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 朱塗鞘肥後打刀拵 白鞘 東京都登録:昭和26年3月31日交付 |
銘文 | 無銘 雲生 |
説明 | 鎌倉時代中期から南北朝期に亘り、備前国宇甘の地で雲生を祖として雲次・雲重らの刀工が活躍しており、これらの刀工は銘文に(雲)の字を冠しているところから雲類と呼称されています。雲類の作風は、備前気質に山城の来派や備中青江派の趣が加味されたもので、匂本位の直刃仕立てを基調として小乱れが交じり、小沸がつくもので、地鉄鍛えは長船物とは異なり、青黒く澄んでおり、総体に青江地鉄に似通ったものです。 この刀は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚くつき、乱れ映り立つ。刃文は直刃に小足・葉よく入り、匂口締まりごころに小沸がつくなど、本工の典型的作風を示したもので、山城の名作を彷彿させる見事な出来映えを示した一振りです。 |
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