【刀】 金粉銘 古備前助包 本阿(花押)
種別 | 刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 平安時代後期 |
法量 | 2尺3寸弱 |
附 | 重要刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 大阪府登録:平成5年5月11日交付 |
銘文 | 金粉銘 古備前助包 本阿(花押) |
説明 | 古備前とは、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて備前の地に繁栄した刀工達の総称で、同派の中では友成と正恒が最も著名であり、その他に恒光・利恒・包平・吉包・助包・景安・信房など多くの名工が輩出しました。これらの刀工の一般的作風は、生ぶの姿は腰反り高く踏張りがあり、先に行って伏しごころを見せ、地は板目鍛えに地景が交じって映りが立ち、刃文は互の目に小丁子・小乱れを交えて沸づき、金筋のかかるもので、総じて華やかに乱れるものは少なく、直刃調か浅い湾れを基調とするのが通例です。 この刀は小板目肌よく詰んだ鍛えに、地沸微塵に厚くつき、乱れ映り鮮明に立つ。刃文は直刃調に小乱れ・小丁子・小互の目交じり、足・葉よく入り、砂流し頻りにかかって金筋入るなど、刃中の変化に富み、古備前物の特色と古雅な趣をよく示した名品です。 |
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