【短刀】 新藤五国光
種別 | 短刀 |
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国 | 相模 |
時代 | 鎌倉時代中期 |
法量 | 8寸2分 |
附 | 元禄五年本阿弥光常折紙 伊豫久松家伝来 |
銘文 | 国光[新藤五] |
説明 | 新藤五国光は相州鍛冶の祖として、相州伝という新作風を樹立したばかりでなく、行光・正宗・則重等の名工を育成した鎌倉時代屈指の巨匠である。彼の作風は一見粟田口風であるが、地景・金筋など地刃の働きが一段と目立っている処に特色がある。国光の作刀で年紀のあるものは永仁元年より元亨四年までの四十二年間に亘っており、古来より短刀の名手と賞賛される通り、国宝・重要文化財など幾多の名作を伝えている。 この短刀は小板目肌よく詰んだ精良な鍛えに地沸厚くつき、地景入り、沸映り立ち、刃文は細直刃、僅かにほつれ、総体に小沸よくつき、細かな金筋かかり、新藤五国光の特色が存分に示された一口で、伊豫久松家伝来であると同時に、元禄五年本阿弥光常折紙付の名作である。 |
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